情報の交差点では、ものごとが色んな角度から見える。斜めから見よう。ひっくり返してみよう。鳥の目、虫の目で見よう。踏み込んで見よう。
情報起業
     

 鳥の目、虫の目で見る



  1. 悪いものは、見ないことにしておこう。

  2. バーチャルで心の癒しになるツールって何ですか?

  3. 勝ち負け。実はあるのに、ないことにするのって変じゃないですか?

  4. いつから東京弁が標準語になったのでしょうか?

  5. 多重債務者は、お国の合わせ鏡

  6. 「わたしはカモメ」とはどういう意味か?

  7. ヒトは凶器でしょうか、楽器でしょうか?

  8. 人生のホームグラウンドはどこにあるのでしょうか?

  9. 背の高い男と背の低い男、どちらがケンカで強いか?

  10. お金と女性はよく似ている。

  11. 新成人が成人式で暴れたくなるのはなぜか?

  12. 失点がついた時、株主は、その会社のどこを見ているか?

  13. ひとりの知識など、手のひらの上の淡雪の如し。

  14. なぜトップシェアから陥落したのが評価されるのか?

  15. なぜラグビーでは後ろ向きにパスをするのか?

  16. 人は何によって、人を見る目を眩まされるのか?

  17. GOALラインからは、何が見えるのだろう。

  18. 現在は、過去の投影図。だから今、未来の設計図をデザインする。

  19. 節操がない。だから日本の経済は発展した。

  20. 世間には、どんな悪が必要なのか?

  21. なぜ引継ぎは短時間で済ませた方がよいのか?

  22. どんな視点がサラリーマンに必要か?

  23. 依存症は、共通の行動をとる。

  24. なぜ出来るビジネスマンはおシャレなのか?

  25. 戦略は出口を固めることにあり。

  26. 都会は砂漠、ならば田舎はオアシスか、というとそういうわけでもない

  27. なぜお役人の発言は、こんなに魅力がないのか。

  28. 井の中の蛙をどう育てたらいいか?

  29. 昔の原風景は、今の実生活にどのように投影されているか?

  30. 武蔵は、なぜひとりで大勢を相手に勝てたのか?

  31. 後ろ向きの予言者より、真の予言者になりたくないですか?

  32. 他力本願は、ビジネスモデルとして秀逸である。

  33. やめろ!未来の人が見ている!

  34. 進化論は、企業経営にこそよくあてはまる。

  35. 熟年よ、元気を出せい!

  36. 水位が引いて露わになるもの。水位が増して没するもの。

  37. 将軍様、核の次は石だよ。

  38. バリアフリー製品のコンセプトは、「さりげない自己主張」

  39. 会社は誰のものか。株主のものか?従業員のものか?

  40. 誰もわかってくれない。・・・それがどうした?

  41. 技術革新は人を現場から遠ざけ、人は現場のイメージが薄くなった。

  42. コミュニケーション能力が人類の運命を変えた。

  43. 励めば、セックスもスピーチも上手になる。

  44. ネットの商いには「先行指標」「一致指標」「遅行指標」がある

  45. コンコルドとダイエーは、トゥービッグ・トゥーフェイル

  46. 自分を全否定したくなる。それも若さの証明


悪いものは、見ないことにしておこう。  

ほぼ絶滅に近い、エミューというダチョウに似た鳥類がいる。もともと草原や砂漠に生息していたが、彼らの危機に対する態度はユニークであった。外敵が接近したら、自らの身を隠すのではなく、砂に頭を埋めて、危機を自らの目に触れないようにしていた。・・・ほぼ絶滅に近い。

バーチャルで心の癒しになるツールって何ですか?  

くよくよしたり、人に怒りを覚えたら、グーグルアースを眺めよう。自分の住まいからズームアウトしたら、街区→都道府県→日本→アジア→世界→地球→宇宙へとバーチャルな旅が出来る。宇宙から自分の悩みを眺めれば、いかにもそれがちっぽけに思えてくる。遠距離恋愛をしているならば、ジャンプしてたちまち相手の居場所がズームインされる。距離の遠さもバーチャルの世界では、手のひらの上でつながる距離でしかない。

勝ち負け。実はあるのに、ないことにするのって変じゃないですか?  

世の中の現実は、勝ち負けがはっきりしている。今、小学校の校庭では、ないことにしようとして、勝ち負けを無理やりはっきりさせない。これからの高齢化社会のために、負けたものには、「勝ちを譲ってやったな」と褒めてやり、勝ったものには、「助けるが勝ち」と教えてやればよい。

いつから東京弁が標準語になったのでしょうか?  

「ことば」はもともとリトマス試験紙だった。明治維新前までは、方言が同じ地域の民であることを証明するリトマス試験紙だった。リトマス試験紙の色の変わり方で、スパイかどうかを判断した。明治以降、まず軍部から、東京弁が標準語となったのは、中央に忠実かどうかのリトマス試験紙になったからであった。

多重債務者は、お国の合わせ鏡  

多重債務者の存在をオカミは問題視するが、オカミも人のことを言えたものではない。国債とはオカミの発行する借用書のことだが、国債のひとつに借換債というものがある。これは、借金を返すための借金のことであり、その額は一年間に発行する国債の、実に三分の二である。
【参考】新発国債 約30兆円、財投債(財政投融資) 約27兆円、 借換債 約108兆円、   合計約165兆円

「わたしはカモメ」とはどういう意味か?  

初めて宇宙飛行を行った女性、テレシコワさんは宇宙から地球を眺めて、「わたしはカモメ」と言った。今、日本の中高生の言語で「わたしはカモメ」と言ったら、わたしの眉毛はつながっているという意味になる。(※注:つながった眉毛の形は、飛んでるカモメの姿に似ている)

ヒトは凶器でしょうか、楽器でしょうか?  

人体は器である。手で殴ったり、足で蹴ったりすれば、凶器になる。しかしリラックスした時には、自然と調和した楽器になる。口は小鳥を呼び寄せる笛になり、指を鳴らせば犬が振り向く。突き出たおなかは、子供のための打楽器になり、時にはお尻が景気のいいラッパを奏でる。

人生のホームグラウンドはどこにあるのでしょうか?  

坊さんから諭された。人は生きているのではなく、生かされているのだと。また、からだは、借り物であり、かりそめの姿。すなわち生きるとは旅することであると。ならば、と考えた。人生はアウェーなのか。ホームグラウンドはどこか別のところにあるのかと。

背の高い男と背の低い男、どちらがケンカで強いか?  

背の高い男と、背は低いがジャンプ力のある男がケンカをすれば、背の低い方が勝つ。出会いがしらに飛び込んで、相手のアゴへの頭突き一発で勝負が決まる。GDPで勝る日本が、成長率著しい中国やインドと戦えば、そのベクトルの勢いによって、日本の方が経済戦争で負けてしまう。

お金と女性はよく似ている。  

お金と女性はよく似ている。あまりシャカリキに思いつめない方がいい。どちらも思いつめたら、するりと手の中からこぼれ落ちていく。ほどよい間合いで、いい関係性が保たれる。

新成人が成人式で暴れたくなるのはなぜか?  

世界人口65億人のうち、20歳以上を成人とする(選挙権を与えられる)のは、2億4千万人。残り62〜63億、実に96,3%の世界市民は、18歳前後で成人扱いされている。日本がグローバルスタンダードに立ち遅れている一面がここにもある。まだ子供だからと、大人扱いしないから育たないのか、いつまでも未熟だから、大人扱いできないのか。日本の成人、子ども扱いは世界の4%以下の水準にある。

失点がついた時、株主は、その会社のどこを見ているか?  

「あるある大事典」のように企業に大きい失点がついた時、経営者は今の事態を何とかしようと対策に汲々とする。しかし、株主は今の時点での対応のみを見ているのではない。この先、入ったはずであるキャッシュフローの損失など、未来の企業価値を測っているのである。

ひとりの知識など、手のひらの上の淡雪の如し。  

人は分からない問題に対し、まず「理解する」というプロセスを経由して、「知る」という結果に至る。「理解する」というのは、マンガや小説を時間忘れてのめりこむような行為。「知る」というのは、朝、いきなりたたき起こされ、問われてしっかり答えきれるレベル。人は知っていることより、知らないことの方がはるかに多い。多少の物知りなどとるに足りない。

なぜトップシェアから陥落したのが評価されるのか?  

スズキが長年トップだった軽自動車のトップシェアを、ダイハツに譲った。('07年1月記事)
近視眼の株主は、スズキに失望するだろうが、見通しの利く株主は、スズキを評価する。なぜならば、半年前に鈴木会長がこのように公言していた。
「これからは、軽から小型車に重点をシフトしていく。名誉より、実利を重んじる」
トップの発言が戦略として実現されているからである。

なぜラグビーでは後ろ向きにパスをするのか?  

ラグビーでは、進行方向と逆向きにパスをする。また対面に敵のいないところを狙ってパスをする。マーケティング戦略でも同様の戦い方をした方がよい。ターゲットを落とすには、「コスト」という後ろ向き要因を折り込みながら、競合のいない領域を攻める方が得策である。

人は何によって、人を見る目を眩まされるのか?  

人事の専門用語に「ハロー効果」というものがある。ひとつことに秀でた人材は、その後光により、あたかも他の分野にも秀でているかの如く評価されがちである。それを「ハロー効果」と呼び、人事考課者がそんな錯覚に惑わされることを戒めている。人が人を評価するのは、それだけ難しい証であり、また人は人によって、如何に目を眩まされるかという証でもある。

GOALラインからは、何が見えるのだろう。  

競争は、GOALを求める旅かもしれない。しかし、競争を楽しむためには、GOALから自分がどう見えているか、そのことに気づくことである。人生の勝者と呼ばれるのは悪くないが、楽しげな旅人と呼ばれるのはもっとかっこいい。

現在は、過去の投影図。だから今、未来の設計図をデザインする。  

良きも悪しきも、すべての因は自身に帰着すると言う。現在の自分の姿は、過去のあり方の投影図なのだろう。ならば、未来の設計図をデザインする時期は、今をおいて他にない。

節操がない。だから日本の経済は発展した。  

わが国民性には節操がない。だから穏やかであり、まとまりがある。ひとつの神様だけに執心しなかったから、血みどろの宗教戦争が無かった。イデオロギー的に音痴だから、資本主義と社会主義がごった煮でも全然平気である。戦後の平和な土壌の上に、株式持合いなど「仲間うち資本主義」が成立し、高品質な労働力によって「会社社会主義」が形成された。

世間には、どんな悪が必要なのか?  

歩きタバコ、ヤクザ組織、官製談合。
どれもほんの数十年前までは市民権を得ていた。「タバコは動くアクセサリー(旧専売公社の宣伝文句)」だった。ヤクザは、戦後の混乱期、行き届かない治安を有償で守る「夜の警察」だった。官製談合は、県政主導の公共事業誘致、地域活性化の源泉だった。どれも必要悪から真性の「悪」になった。見て見ぬふりをすることより、見て見ぬふりできないことが世の中の趨勢となった。

なぜ引継ぎは短時間で済ませた方がよいのか?  

突然の転勤はいい勉強になる。長時間かけて綿密な引継ぎを行っても時間の浪費になる。短期集中的に、自らのビジョンを後任につなぐことの方がよっぽどいい引継ぎになる。引継ぎは長期に渡るほど人を近視眼に追いやり、短期で行うほど人を長期的視野に立たせる。

どんな視点がサラリーマンに必要か?  

課長さんは、売上のアップダウンを折れ線グラフで眺める。部長さんは、アップ率に数を掛けて、その面積を眺める。経営者は、グラフに補助線を引いて、未来の姿を予測する。自分のポストのひとつ上の視点で会社の数字を眺めれば、サラリーマンライフの景色が変わる。

依存症は、共通の行動をとる。  

依存症には、共通の特徴がある。「探す」ことにより、それが切れた時の恐怖を、安心に切り替えようとする。喫煙者は、未知の場所に来たら、まず灰皿や喫煙場所を「探す」。ケータイ依存症は、充電できる場所を「探す」。パチンコ依存症は、サラ金の場所を「探す」。

なぜ出来るビジネスマンはおシャレなのか?  

真のおシャレは、ブランドに目が眩まない。ファッションは、機能性とフィット感、そしてカッコよく、だろう。出来るビジネスマンがおシャレなのは、この3つをはずさないからである。ビジネスの機能性とは利益を出すこと。ビジネスのフィット感とは、顧客に触れて近いこと。ビジネスのカッコよさとは、私もあんな仕事がしたいと憧憬されること。

戦略は出口を固めることにあり。  

ベンチャーキャピタルの出口戦略は、IPO(新規株式公開)。腰掛けOLの出口戦略は、寿退社。人生の出口戦略は、・・・?
サムライならば、主家のために、立派に死ぬことであった。
戦時中ならば、国家のために、陛下の赤子として死ぬことであった。
現代一般庶民ならば、誰のためでもなく、「あ〜楽しかった。どうもありがとう」そう言って人生を卒業したい。

都会は砂漠、ならば田舎はオアシスか、というとそういうわけでもない  

都会では、隣の住人の顔も知らない。田舎では家の中の何もかも筒抜けである。人と人との結びつきに、陽光を与えれば、「きずな」や「連帯感」という輪郭がくっきりと描き出される。しかし陽光は、同じく逆方向に影を作り出す。その影には、「束縛」や「しがらみ」という名がついている。

なぜお役人の発言は、こんなに魅力がないのか。  

「公(おおやけ」とは、個人が集まる全体のことである。公人、官僚、小役人の発言には魅力が無い。それは彼らが民(顧客)のことを、「個人」×人数の掛け算で考えるからである。彼らが、「公」=「個人」+「個人」+「個人」・・・・・・の足し算で考えれば、もう少し血の通った行政が行えるはずであろう。

井の中の蛙をどう育てたらいいか?  

井の中の蛙(かわず)大海を知らず、と言うが、さらに水槽にフタをすれば、1メートル跳ねる蛙は10センチしか跳ねることが出来ない。社会に出る前の青少年は、水槽の中の蛙のようなものだ。上手に水槽のフタを開けてやり、自分の跳躍能力を知らせてやる。更に、就職後は、閉じられた企業の池の外に、大海が開けていることを体験させてやった方がいい。 

昔の原風景は、今の実生活にどのように投影されているか?  

子供の頃のいなかの原風景は、今も実生活に投影されている。トラブルで四苦八苦している時は、たてつけの悪い雨戸と格闘しているオヤジの姿を思い出す。仕事がうまく決着して、仲間と乾杯する時のやすらぎは、陽当りのいい縁側で、猫をひざに置いたおばあちゃんの安らかさを思い出す。午前様で帰宅する時は、布団たたきをもったオフクロのかっぽうぎ姿が、女房の姿と重なる。悪いことをしたわけでもないのに、思わず逃げ出したくなる。

武蔵は、なぜひとりで大勢を相手に勝てたのか?  

外から内から、上から下から、仕事上の圧力で圧しつぶされそうな時には、これを思い出そう。 宮本武蔵は、吉岡一門との一乗寺下がり松での戦いの時、数十人を相手にするのに、まず敵を田圃の畦道に誘い込んだ。追いかけてくるのは数十人だが、細い畦道では、一列にならざるを得ない。武蔵は列の先頭のひとりずつと戦い、そのひとりずつを確実に倒した。 仕事上の各方面からの難題は、箇条書きにして優先順位をつけ、上からひとつずつをやっつけていけば、やがて何とか片がつく。

後ろ向きの予言者より、真の予言者になりたくないですか?  

世の中の出来事の結果を見てから、「俺はそうなることを知っていた」という人は多い。過去に向かって予言をするので「後ろ向きの予言者」と呼ばれる。真の予言者は、リスクをとって未来を予言するが、誰でも、自分自身の真の予言者にはなれる。水晶玉のかわりに、絶対あきらめないという「肝っ玉」をふところに忍ばせておけばよい。

他力本願は、ビジネスモデルとして秀逸である。  

他力本願は、ひとつのビジネスモデルである。レバレッジ(てこ)が財務戦略でよく使われる。買収先の資産を担保にして資金を集め、その企業を買収する手法をLBO(レバレッジド・バイアウト)という。金利が低い時、高収益率の事業に対し、借金をてこにして大きな利益を獲得する手法を財務レバレッジという。他力という「てこ」は、自力の裏付けと、時運をよくにらみあわせて発揮すれば、数倍の見返りとなる。

やめろ!未来の人が見ている!  

「ドキッ!!」

・ポイ捨てのおっさん(今はねえやんが案外多い)
・選手をダメにする金持ち球団
・いまだにハコモノづくりに熱心な土建屋政治家

進化論は、企業経営にこそよくあてはまる。  

企業経営も、進化論で考えた方がよい。キリンの首は、高地の草を食べるために長く伸びた。必要に迫られ、そこに全力で集中すれば、そこが強み(コア・コンピタンス)となるのは「用不用説」である。毛のないサルは、その時ミュータントであったが、今、万物の霊長などと自己を誇示している。組織に突然出現する型破りが、停滞や沈滞に警鐘を鳴らし、やがて新たな企業文化を築き上げるのは「突然変異説」である。

熟年よ、元気を出せい!  

人生に4つのステージがある。「幼少年期」「青年期」「熟年期」「老年期」
製品に4つのサイクルがある。「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」
文章に4つのステップがある。「起」「承」「転」「結」
製品の一番の収穫期は、成熟期であり、小説の一番ハマる箇所は、「転」である。人生で最もおいしい時期、それは熟年期である。

水位が引いて露わになるもの。水位が増して没するもの。  

一部のお役人組織は、水位が引いて露わになった海底の岩肌のようなもの。既に時代は変わったのに、未だ談合や天下りという醜悪な体質をさらけ出している。旧時代ならば彼らの姿は水面下で目立たなかった。急成長企業の中の一部頑迷なベテラン社員は、水没した孤島のようなもの。既に、周囲は環境変化に対応し、成長しながら水位を高めているのに、ひとり変わらず周りから取り残されていく。旧時代ならば、彼らは孤島の高みから景色を見下ろしていた。

将軍様、核の次は石だよ。  

「第三次世界大戦がどのようにおこなわれるかは私にはわからないが、第四次世界大戦で何が使われるかはお教えできる。石だ!」(『アインシュタインは語る』大月書店)
軍靴の足音が少しずつ聞こえてくる。風向き怪しくなったら、みんな、原始時代コスチュームでデモ行進をしよう。

バリアフリー製品のコンセプトは、「さりげない自己主張」  

バリアフリー製品は、自己主張を差し控える。優しさのありかを、後になってあぁそうだったのかと気づかせてくれる、そのような存在である。洗髪の時は、みんな目をつむってにわか障害者になる。シャンプーのふたにある小さなポッチは、リンスとの違いを、目をつむっていても気づかせてくれる。

会社は誰のものか。株主のものか?従業員のものか?  

アメリカでは株主が一番偉い。日本では、従業員主権と言われてきた。これからの日本のガバナンス(企業経営)は、日本の外交スタイルと似せた方がよい。日本の外交では、アメリカに軸足を置いた全方位外交をとる。それでは企業経営はどうするか。従業員に軸足を置いたマルチチャネル方式でいけばよい。マルチチャネル方式とは、株主、債権者、顧客、地域社会など全てのステークホルダー(利害関係者)と、等距離で仲良くやっていくことである。

誰もわかってくれない。・・・それがどうした?  

見る人は見ているぞ、という意味で、「めくら千人、めあき千人」と言うが、もともと自分を見ていない人をカウントする必要はさらさらない。人はもともと他人に対し、無関心なものだ。めくらは一万人でも百万人でもいい。要はめあき千人を二千人、三千人へと増やすことだ。

技術革新は人を現場から遠ざけ、人は現場のイメージが薄くなった。  

昔の戦では、一対一の殺し合いであった。技術革新で武器が開発され、一対多数となった。究極の兵器としての核は、一対無数を可能にした。技術革新は殺しの現場から、行為者を遠ざけ、その分、殺しへの抵抗感を反比例して薄めるに至った。現場から遠ざかることの怖さとは、こういうことではないだろうか。

コミュニケーション能力が人類の運命を変えた。  

いつかNHKのドキュメントで流していた。ホモサピエンスは、ネアンデルタール人から進化したのではなく、この両者は同時代に生息していた。前者はヒトへと進化し、後者は絶滅した。その違いがどこにあったのか? 喉ボトケの位置の違いにあった。前者は声を発することが出来、後者は発することが出来なかった。コミュニケーション能力の有無が生死の運命を分けてしまった。

励めば、セックスもスピーチも上手になる。  

結婚式のスピーチは、下手なセックス男と同じで、早く済ませてさっさと帰った方が喜ばれる。3分間スピーチは、上手なセックス男と同じで、うまくやればおかわりを求められる。過去の話に1分、現在の話に1分、そして未来の話に1分の割り振りで、聞かせる3分間スピーチになる。

ネットの商いには「先行指標」「一致指標」「遅行指標」がある  

経済に「先行指標」「一致指標」「遅行指標」がある。インターネットで商いをやっていると、同じく目印になる指標がある。
「先行指標」→ジャンクメールの増減が、数日後、数週後の売上の増減と重なる。
「一致指標」→クレームの増減が、該当日、該当週の売上と正の関係である。サイトがヒートアップすれば、クレームも自然発生する。
「遅行指標」→該当日、該当週の繁忙度が、購買客のリピートや紹介数の増減と正の関係である。やればやっただけ、顧客の反応が熱く、売上涼しければ、顧客の声もまたクール。

コンコルドとダイエーは、トゥービッグ・トゥーフェイル  

トゥービッグ・トゥーフェイルとは、でか過ぎてつぶせなくなったものを言う。例えばフランスではコンコルド。例えば日本ではダイエー。今までつぎこんできたものが大きすぎるから退くに退けない。過ちを正すに憚らずと言うが、そうもいかない原因が、この時計算するコストの大きさにあり、死んだ子の歳を数えるようなもの。このコストを経済学やファイナンスでは、サンクコスト(埋没原価)と呼んでいる。

自分を全否定したくなる。それも若さの証明  

若い頃、失恋し、受験に失敗し、就職で挫折すると、それらによって、人格の全否定をされたように思う。しばらく後、それらが部分否定に過ぎないことに気づくと、少しずつタフになっていく。中年となり、したたかになってくると、それらは必要不可欠な、肯定経験であったことを自覚する。